客
週末、「くまげら」に飲みに行ったときのこと。
入り口の路上で、何やら大声が。
近づいていくと、客の一人が店員に何やら怒っている。
わしは、わざと、その二人の間を通って、中に入る。
カウンターのいつもの席に座り、馴染みの女の子店員に、「外、なんか揉めてるよ」と、わし。
「そうなの。」と。
「地元のヒト?」と、わし。
「違うみたい。酔っ払い。」と。
「ふーん。とりあえず、ビールちょうだい」と、わし。
酒場のいざこざには関わらないことが一番なのだ。
世の中にはいつだって2種類の人間がいる。と、誰かが言っていた。
「『吉宗』のBIG中に純ハズレを引いた事がある人間と、引いたことのない人間」
ちなみに、わしは前者である。
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「酒を飲むと笑いが絶えない人間と、怒りっぽくなる人間」
ちなみに、わしは前者である。
わしばかりか、わしのまわりの連中は、みんな前者である。
ほんとに、一緒に酒を飲んでいて楽しい連中である。
逆に言うと、「わしの友達は、酒を楽しく飲める連中」なんじゃなくて、
「わしは、酒を楽しく飲める連中と仲良くしている」のかもしれない (^^;
ま、そぉいう意味で言うと、飲み屋の店員ってのはツライ職業であるとも言える。
このどちらの種類のお客さんと付き合わなければならないからだ。
ってな酒癖についてを言いたいわけではない。今夜は。
わしが気になったのは、あの夜、「くまげら」の外で酔っ払いが店員に向かって怒鳴っていた次のセリフだ。
「客を何だと思ってんだ!?」
・・・このセリフはおかしい。完全なる勘違いである。
「客」は「客」でも、ファッションヘルスやコンサート会場にお金を払って入る「客」と、飲食店に入る「客」は違うのだ。そのことに早く気付かなくてはいけない。
何が違うか。考えればすぐに分かる。
「買わなくてもいいものを買っている客」と、「買わなきゃならないものを買っている客」の違いだ。
「買わなくてもいいものを買っている客」であれば、「客を何だと思ってんだ!?」というセリフを吐いてもよし。
でも、「買わなきゃならないものを買っている客」が「客を何だと思ってんだ!?」って言うのはおかしいでしょ。
飲食店に対しては、我々は、「ご飯を作ってくれてありがとう」だし、
スーパーや、農家や、漁師に対しては、我々は、「食べ物を売ってくれてありがとう」の立場なのだ。
間違っても「客を何だと思ってんだ!?」という風に驕り高ぶってはいけない。思い上がってはいけない。
だって、そうでしょ。食べ物売ってくれなかったら死んじゃうっしょ。
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