鮮度
今日も寒かったわー。
日中の最高気温が-7度って・・・
昼過ぎ、森の中をちょっと歩いた。
雪の中を歩くと、すぐに体ポカポカになるんだけど。
キツネの足跡、と、落し物。
明日、客が来て泊まっていくので、ちょっと部屋を掃除していたんだよね。
特に、普段はまったく使っていなくて、物置、というかゴミ捨て場になっている部屋を片付けたんですわ。
一番多いゴミは、ビールの空き箱なわけである。
わしは、ビールは、24本入りのケースで買うんだけど、ケースで買うと、そのダンボールと、さらに、中は6本ずつパッケージされているボール紙があり、1箱を飲み干すと結構な量のゴミが出る。
それらが所構わずに散らかっていたのを、一つ一つ集めて、束ねて、紐で縛る作業をしていた。
24本ケースのダンボールはゆうに10箱以上ある。ということは、つまり、6本パッケージのゴミは40個以上あることになる・・・
とてもじゃないが、素面ではやってられないので、ビールを飲みながらの作業だ。
スーパードライを飲みながら、スーパードライの空きダンボールを片付ける・・・小説になりそうじゃん。
「えっ?」
何個目かの空きダンボールに手をかけたとき、わしは、思わず声をあげてしまった。
それまでと同じようにダンボールをペチャンコに畳もうとして、手元に引き寄せたところ、その空きケースがずっしりと重かったんだ。
「えっ?」
何が起こっているのかはすぐに理解することができた。
そうなのだ!24本まるまる入っているケースが1箱残っていたのだ!!
「ラッキー!!」
と、直後、わしは歓喜のガッツポーズをあげた。
おっと、ガッツポーズなどすると、「品格がない」なんて言われるからな、横綱審議委員会に。
ってさ、横綱審議委員会の面々に言いたいことは、ひとつだけ。「人は人を裁けない。裁いてはいけない。あなたがたは、1人の男の人生を左右させる去就に対して、あーだこーだと意見できるほどにご立派な人なんですか?」ということ。
ちょっと話は逸れたが、とにかくわしは、その瞬間(「その瞬間」というのは、24本手付かずのビールケースが見つかった瞬間のことね) 、至福の感覚に酔いしれた。
が、次の瞬間、わしの感情は、まったく別のことを思っていた。
その「発見された24本ケース」に刻印されている“製造年月日”を見ると、「2009年9月」となっている。
おーっ、なんてこったー。
ビールは鮮度が命なのだ。
5ヶ月以上も飲まずに放置していたなんて、なんてもったいないことをしていたのか。
わしは、以前、スーパードライと、他のメーカーのビールを、目隠しされたままの状態で完全に飲み当てたことがある。
さらに、製造半月以内のスーパードライと、出荷後3ヶ月以上たったスーパードライとの違いを、同じように目隠しの状態で言い当てたことがある。
そんなわしであるからこそ、「2009年9月」という表示を目にしてしまったときの落ち込みようは、ほとんど腰が抜けたような感じであった。
つまり、置かれてる状況はまったく変わっていないのに、数秒前は「歓喜の中心」にあり、その数秒後には「落胆反省の中心」にいたわけである。
・・・何がいいたいかと言うと、それほどまでに、ビールが好きだということ。
そして、完全に酔っ払ってこの文章を書いているということ。ね。
さらにもう一言付け加えてもいいといのなら、「スーパーで売っているキムチは、何種類試してみても、どれも美味しかったためしがない」ということ。
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