ギャンブル
「ギャンブルは身を滅ぼす」とはよく言ったものである。
世の人を「ギャンブルをする人」と「しない人」の2グループに分けたとしたら「する人」に属するわしであるが、「ギャンブルをする人」も2グループに分けられるということを伝えておきたい。
すなわち、「常に勝ち続け、大勝ちしないと満足できない、そしてそれが可能だと思っている人」と、「大負けしたときも、その無様な己を客観的に眺め、苦笑いできる人」とに分けられるのだ。
わしは後者にあたる。わしだけでなく、わしの周りにいるギャンブラー達も、後者に属している。ま、一言で言えば、マゾなのだ。
そして、冒頭の「ギャンブルは身を滅ぼす」タイプというのは、前者に属している方々なのだ。
なぜこんなことを書き出したのか。もちろん、今回の相撲協会の野球賭博騒動からだ。
あー、貴闘力、好きだったんだけどなー。まさか、「常に勝ち続け、大勝ちしないと満足できない、そしてそれが可能だと思っている人」だったとはなー。がっかり、残念な気持ちだ。
でも、力士達が博打にはまってしまうのは分かる気がするなー。
中学や高校を出てすぐに角界に入り、毎日厳しい稽古に明け暮れている。
「気晴らし」と言うと、我々の感覚からすれば、一番の「気晴らし」はお酒を飲んで軽快に酔っぱらっちまうことであるが、力士達はいくら飲んでもほとんど酔わないっっしょ。となると、お酒ではなかなか「気晴らし」できない。
また、どこへ行っても目立つので、派手に女遊びをすることもできない。
となると、博打ぐらいしか「気晴らし」がないんじゃないだろうか。
博打は博打でも、野球賭博なんかじゃなくて、合法の博打をやればいいじゃないか、という声もある。
たしかにそうだけど、冷静になって考えると、それも難しい。
だって、パチンコできないっしょ。パチンコ屋の通路は狭いし、椅子も小さい。
スロットなんてやった日には、1時間も打てばボタンが壊れてしまう。
それじゃ競馬は?となると、競馬はだいたい昼間に開催される。昼間は昼寝の時間しょ。
仲間内でひっそりとマージャンでもやればいいじゃん?とも考えられるが、それも無理だ。だって、対面の山に手が届かないっしょ、腹が邪魔で。
となると、野球賭博しかないんかなー・・・と、甘い!と糾弾されている相撲協会幹部よりも更に甘甘な、わしの見解です。
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